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格安SIMはお昼の時間帯や通勤電車内などでは速度が出にくいのでご注意を

格安SIMはお昼の時間帯や通勤電車内などでは速度が出にくいのでご注意を

通信費の節約方法として確立しつつあるMVNOの格安SIMですが、安いものは安いなりにいくつかのデメリットがあります。

格安SIMのデメリットは色々な側面から語ることができます。
3日間制限が300MBちょっとで発動したり、回線の品質、特に速度面での品質がMVNO事業者によってピンキリで、実際に契約してみないと自分の環境でしっかりした回線品質を保っているのか不明なところがあります。
これらのデメリットについては、ある程度皆さん覚悟してたり事前に知識として持って契約しているため、ある程度はじめから諦観を持って使うため、不満は少ないかもしれません。

今回はこうした広く知られているデメリット以外の、細かいけど気になる・知っておいて欲しいあるデメリットについて紹介したいとおもいます。

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ピークのお昼帯は速度が遅くなる

格安SIMに限りませんが、モバイル通信のピークはお昼の12時からの1時間と言われています。この時間帯がモバイル通信においては最も通信量が多くなるようです。
逆に夜の時間帯は皆自宅のWi-Fiから通信するのが多いためか、お昼よりも通信量が上になることは滅多にない、ということをMVNO事業者であるIIJがミーティングで公表しています。

3大キャリアならば、お昼時の通信量増加に対しても、よほどのことが無ければ対処できているのが現状です。
ですが、MVNOの格安SIMの場合だと、この通信量の増加で大きな影響を受けてしまいます。

MVNOの格安SIMは、現状ではdocomo網を利用しています。このdocomo網から「帯域」と呼ばれる通信可能な容量を購入し、それをMVNO契約ユーザー間に分け与えるという仕組みになっています。
もしもこの「帯域」の購入量が少なく、十分な通信可能容量をMVNO事業者が持てなかった場合、利用しているユーザーの通信速度にその影響が出てきて、数kbpsの超低速回線になってしまいます。

最近では常時「帯域」不足になるMVNO事業者も少なくなり、理論値とは程遠い回線速度を出す格安SIMというのも少なくなりましたが、「お昼の時間帯」になると多くのMVNO事業者において帯域不足に陥っているのが現状です。
そのため、お昼の時間帯では例えIIJやOCNといった評価の高い格安SIMでも、1Mbps以下の通信速度になることも多々あります。安さを追求した格安SIMであるU-mobileや楽天LTEなどでは、お昼になると帯域が足らず、300kbpsほどしか出なくなってしまいます。

このように、MVNOの格安SIMは接続量が増加する時間帯や特殊な状況において、回線速度が一気に落ちてしまうというデメリットがあります。
こうした速度低下は、MVNOの元であるMNO回線ではそれほど大きな影響がないので、格安SIM特有のデメリットと言えるでしょう。

また、極度に人の密度が濃い場所でも同様のことが起こります。イベント会場や朝の満員電車内とかです。

 

Wi-Fi接続可能なサービスや格安SIMを

こうしたお昼時の混雑時にも、快適な通信環境・速度で利用したい場合は、別途Wi-Fi接続サービスへの加入などがその対応策になるかもしれません。
お昼ご飯を食べるビルやお店側で無料Wi-Fiサービスを行っている場合、そちらへの加入で格安SIM以外の通信方法を得ることが出来るでしょう。

また、一部の格安SIMは公衆Wi-Fiスポットサービスを無料で利用できるようになっています。
BIGLOBEの格安SIMは、Wi2という広範囲に設置されているWi-Fiスポットを追加料金なしで利用できるため、帯域が混雑する時間帯において非常に便利に使うことができます。

お昼時の混雑時には、格安SIMでは十分な速度が出ないのが現状と言えます。この問題は一朝一夕に解決するものでもないので、そういうものだと諦めるか、BIGLOBEのようにWi-Fiスポットを利用できるサービスのついたSIMを契約することで解決しましょう。

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