docomoの新料金プランカケホーダイは国内向けの通話料がほぼ定額で電話がし放題という、電話をする人には非常にメリットのある魅力的なプランです。

今回はこのカケホーダイと格安SIMを使った2台持ちのメリットについて紹介したいと思います。この2台持ちのシミュレートでは、ガラケーと格安SIMを使ったスマートフォンという、電話とネットを最適化させた機種の2台持ちを想定してみました。

通話はガラケーで、ネットはスマートフォンでという風に、それぞれの役割を分けて、契約も別々にすることで、毎月の料金が非常に安くなって節約につながります。その方法についてを詳しく解説して行きます。

なぜガラケーと2台持ちなのか

なぜガラケーを通話用に持つのかということを解説しましょう。

なぜスマートフォン1台持ちではダメなのかというと、やはり毎月の料金が高くなってしまうからです。カケホーダイは基本料が2700円です。これは税抜きなので、税込になると3000円と見て良いでしょう。

この3000円は基本料だけで、パケット通信をするにはまた別のネット用プランへの加入が必要です。それが最低で3500円、使いやすいプランでも5000円という料金がかかります。こちらも税抜きなので、実際はもっとかかり、合わせて6500円以上は1台持ちだと確実にかかります。

新料金プランは通話にメリットはありますが、ネットにはメリットがありません。それなのに3500円以上のプランを契約必須となるのはあまりにも無駄と言えます。これがスマートフォンを1台持ちではダメな理由です。

 

2台持ちにすると、通話はカケホーダイのメリットを受けた一台に、ネットはカケホーダイの高いプランではなくMVNOの安いプランへ、という風にプランの選択肢が増えます。MVNOは最安値980円のプランが大体用意されているので、カケホーダイについてくるパケット通信料金よりも安くすることができます。

そして2台持ちの通話側をガラケーにすることで、カケホーダイのガラケー専用料金の2200円が適用されます。またスマートフォンと違って、パケ漏れをすることがないので、spモードを使ってメールサービスを利用してても、料金が跳ね上がることはありません。

ですので、今回はガラケーと格安スマホの2台持ちを勧めているのです。

 

ガラケーを持っている人

では具体的にカケホーダイを使ってどのように2台持ちへと切り替えていけばいいのでしょうか。まずはガラケーをすでに持っている人の方法です。

すでにガラケーを所有している人は、そのガラケーをドコモショップへ持ち寄り、今契約している回線をガラケー向けのカケホーダイプランへと変更してもらいましょう。メールアドレスを継続したい場合はspモードをつけたまままで大丈夫です。

この時、パケット通信プランは契約せずにカケホーダイ（とspモード）のみの契約にしてもらいましょう。プランの料金は以下のような形にします。

そして、インターネットは格安SIMで行いましょう。そのためにはdocomoの白ロムスマートフォンを用意します。オススメの白ロムについては別の記事で用意していますので、予算に合うスマホを購入してください。

MVNOの格安SIMで使うための低価格白ロムスマートフォンのオススメ docomo編 | やすシム！！

そしてそれと格安SIMを組み合わせます。格安SIMは色々オススメがあるのですが、今はIIJmioをオススメしています。プランが多いので、使い方によって変更することが出来ますし、バースト通信と呼ばれる低速時でも3秒間だけ速度規制がかからない機能があるため、通信量を使いきっても便利です。試しに900円のプランを契約した場合、カケホーダイのガラケーと格安スマホの料金は以下のような形になります。

⇒IIJmio

カケホーダイ（ケータイ）	2376円
spモード	324円
合計	2700円
格安SIM料金（一例）	972円
合計	3672円

 

スマートフォンを持っている人

スマートフォンを持っている人は、ガラケー使いの方と逆の方法になります。

スマートフォンはすでに今あるものを使えるので、それに格安SIMを契約して使えば良いです。あとは今使っているdocomoの契約をガラケー用のカケホーダイプランで使えるようにするための、ガラケーへの機種変更か白ロムを持ち寄っての契約変更が必要です。

機種変更は一番簡単な方法ですが、一括価格が2万円ぐらいするものがほとんどなので、ガラケーに2万円以上払うのが高いと感じることがあるかもしれません。もう一つは白ロムを購入することで、これだと1万円以下の機種が揃っているので、手に入れやすいと思います。もしも昔使っていたガラケーが残っているようならば、それを使うのも良いかもしれません。

このガラケーを契約、あるいは白ロムをもってドコモショップでカケホーダイへ契約変更したら、あとは先ほどとやることは同じです。

 

月3500円ほどで電話がかけ放題、ネットも1GBまで高速通信

このようにガラケー契約と格安SIMを活用した2台持ちという方法を使えば、本来6500円以上必要なカケホーダイとネット通信の定額料が、わずか3500円ほどで利用出来ます。

違いはパケット通信が安さを追求した場合に格安SIM側では大体2GBまでしか使えないところでしょうか。ただ家庭内でのスマホ利用をWi-Fiにしたり、もう少し出費を増やしてもいいのならば格安SIMでも快適に利用できるかと思います。

カケホーダイで通話定額を利用したい方にとってこの節約手法は非常に効果的であると言えます。2台持ちで役割を分けることで毎月3000円、1年間では3万6000円の携帯料金の節約が可能です。これは1人での節約方法ですので、家族全員になればさらに大きく節約することができるでしょう。

2台持つのは大変ではありますが、毎月の節約額を考えると、非常に有効な方法ではあると思うので、もしもカケホーダイへの変更を考えていて、その料金でイマイチ変更に踏ん切れないという人には、こうした方法をオススメします。