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302HW STREAM SをMVNOの格安SIMで使ってみた。

302HW STREAM SをMVNOの格安SIMで使ってみた。

302HWを10月にやっていたPHSからの機種変更0円キャンペーンでタダでいただいてきたので、ちょっと実証実験をしてみたいと思います。

 

STREAM S 302HWはY!mobileから発売されているスマートフォンです。定価が2万円ちょっとなんである意味格安スマホと呼べるような扱いになると思います。Y!mobileのプランが料金高めなため、金額で比較してしまうと中途半端な格安スマホですが、他社キャリアスマホの金額と比較するとまあまあ安い料金になっています。

これが10月にはPHSからの機種変更0円キャンペーンというものの対象スマホになっていたので、一台興味本位で契約したままほとんど使わずにいたものがありました。それを使って今回はMVNOのSIMが使えるかどうかを実験してみたいと思います。

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SIMフリーだけどLTE周波数は1つ、FOMAプラスエリアにも非対応

この302HWはおすすめSIMフリースマホの中にも入れていましたが、Y!mobileから発売されていてもSIMフリー扱いになっているため、ちゃんとAPNの設定をしてしまえばdocomo網を使ったMVNOのSIMでも通信することが出来ます。ただそれが実際にどの程度使えるのか、という点については詳しく試してみなかったのでそこを今回は重点的に見てみようと思ってます。

なぜそんな「どの程度使えるのか」ということを試してみなければいけないのかというと、302HWは一応はdocomoの回線周波数には対応しているものの、その対応数が本家のdocomoスマホやSIMフリースマホに比べても少なくなっています。Y!mobileのスマートフォンですので少ないのはしょうがないのですが、docomoの回線で使おうとすると周波数の対応数の少なさから使い勝手があまりよくありません。

 

LTE周波数はdocomoではいわゆる東名阪バンドと呼ばれるBand3のみに対応。これは都市部の限られたエリアでしか現時点では対応していないため、住宅地ではほぼ利用不可能、それどころか地方都市の中心部ですら展開していない状態であるため、まずLTEは限られた人々しか恩恵を受けれないでしょう。LTEでの通信は望めないと断言していいでしょう。

では3Gはどうかというと、docomo網で最も良くつながるとされるFOMAプラスエリアに非対応という結構致命的な周波数帯対応となっており、こちらもLTE同様に使い勝手が悪いです。

 

広いエリアをカバーする3Gの周波数には対応しているものの、それ一つでどれぐらい実際どれぐらい使い物になるのか、ということが今回の検証目的の一つで、次からはこの点を見ていきましょう。

 

APN設定から電波を掴むまで

今回は302HWにMVNOの中からぷららモバイルの定額無制限プランを使って接続してみようと思います。特にこれを使う深い理由はないのですが、APNの設定が独自IDとパスワードが必要というめんどくさい仕様でも使えるのかということも調べる目的もあります。あとはどうせ3Gで遅い回線しか使えないのなら、最初から速度が制限されているかわりに、無制限で使えるSIMが合うだろうという考えのもとしばらく使ってみようと思いました。

まずAPNの設定ですが、MVNOの格安SIMを挿したらまずは端末を再起動させましょう。電源を入れた状態でSIMを差し替えるやり方だと、正確にAPNを入力しても認識しない場合がほとんどです。それどころか再起動でAPN設定がリセットされてしまうので、完全に無駄手間になってしまうことがあります。まずはSIMを入れたら再起動を行ってください。

 

再起動したら設定画面からモバイルネットワーク、APN設定という項目を選び、右上のメニューボタンを押して新規設定画面を出しましょう。ここにそれぞれのMVNOに必要なAPN設定を行いましょう。設定したらそれを保存して選択することで利用できるようになります。一応手元の302HWでもぷららモバイルLTEのMVNOが使えました。

302hw

見てわかるかと思いますが、アンテナピクトは1メモリしか立ってません。

 

電波は入るけど・・・

302HWでもまぁ当然のことながらSIMフリーですのでdocomoのMVNOで使えました。イーモバイルの時にGL07SがアップデートでMVNOのSIMが使えなくなったなんてこともありましたが、11月27日現在までに降りてきているアップデートを行っても、不通になるようなことはありません。

ただLTEがほぼ入らない、3GもFOMAプラスエリアでは使えないということで、快適さはそれほどありません。

 

自宅周辺(多摩地区の住宅地)では常に3G、郊外のショッピングセンターでも3Gですが、その道の途中で一部圏外になってしまう時もありました。東京の山手線の大きめの駅近くではLTEも入ったので、この辺で暮らす人はLTEを使えると思いますが、この辺に暮らす人は302HWをMVNOなんかでは使わないでしょうね・・・。

速度は最初から制限されているぷららですので、遅さはあまり感じません。3Gということで若干レスポンスが低速規制のかかったLTE回線よりも悪いというのは感じますが、パケットが流れてしまえばそこそこの速度は出ます。

驚いたのは広い道路ではないものの、一般道のある近くで圏外になってしまったことで、やはり対応周波数の少なさが響いている感じがします。メインに使うにはあまりにも心もとない感じなので、サブ端末として使う以外にはあんまりおすすめ出来ないかと思います。

 

過去にGL07Sの格安SIM運用をしていて、その電波状況に慣れている人なんかにはちょっとグレードアップ出来るのでいいかもしれないですし、白ロムが安いですからスマホをがっつり使わない人の2台持ち用としてこれでもいいかもしれません。

電波は微妙ですし、ファーフェイのホーム画面が重いので別のホームにカスタマイズする必要がありますが、本体が凄く軽くてシンプルなスマホですので、2台持ち用としての格安SIM運用は何とか使えるかもしれません。

とりあえずSTREAM S 302HWをMVNOの格安SIMで運用することは可能というお話でした。

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