SIMロック解除義務化やiPhone 6のMNP一括0円の本格化を準備しだしたのでしょうかね。
SoftBankとY!mobileが契約に関わる部分の手数料料金の見直しや規約について厳しめの改定をし始めました。
これによって2月以降この両社で契約する場合には、今までのように行かず、費用の計算の見直しや契約に準備する本人確認書類などの用意を周到にしないといけなくなってくるようです。
一部は多分恒久的、一部は今後緩くなる可能性もありますが、SIMロック解除義務化やiPhone 6の本格的な0円売りに備えて、両社で準備を始めてきたのかな〜と思います。これまでの知識のままだと契約が出来なかったり、お金が余計にかかってしまうことのある変更点なので、詳しい内容をまとめてみます。
SoftBank
事務手数料値上げ
これはSIMロック解除義務化に対抗するためのやり方でしょうかね。
総務省が推し進めるSIMロック解除義務化ですが、これの根幹的な内容の部分に、この解除化にかかる手数料は取ってはいけないだったかかけすぎてはいけないだったかという、文面が構想段階では含まれていたと記憶しています。
そのためキャリアはSIMロック解除義務化後は、薄利でSIMロックを外さなければいけないようです。ただこのロック解除の手数料については総務省から口出しがあるものの、その他の部分には口出しされていません。そこでSoftBankはSIMロック解除以外のところで発生する事務手数料を値上げしてきました。
機種変更手数料 | 3000円 |
MNP転出手数料 | |
電話番号・メールアドレスお預かりサービス事務手数料 | |
電話番号変更手数料 | |
譲渡手数料 | |
USIM再発行手数料 |
まあ真意については不明ですが、これまでY!mobileとMVNOしかやってこなかった各種手数料3000円というのをついに3大キャリアの一角が真似をしだしてしまいました。一昨年ぐらいまで0円だった機種変更手数料が2000円から3000円に、その他のMNP事務手続きも3000円に、いろいろな手数料が2000円から3000円に変わっています。
今後機種変更やMNPをする際には今までの計算方法とは違ってきますから注意しましょう。
利用者登録が必須に
すでにauがやっている利用者登録について、SoftBankでも追随してきました。個人的にはiPhoneの安売りのための下準備のような気がします。
SoftBankの音声回線5枠の内、2回線分だけが普通に契約出来ますが、3回線目以降を契約しようとした場合には利用者登録が必要というのが1月29日からの変更点です。
詳しい内容はちょっとTwitterに頼りたいと思います。まとめきれないんで。
【使用者情報登録について】 MNP(のりかえ)で転入いただく際、ご契約名義ですでに1,2台お持ちの場合、 3台目からご契約名義以外のご家族名義での使用者情報登録が必要となります。 登録にはご家族のご本人様確認書類の原本(免許証、健康保険証等の原本)が必要になります。
— ソフトバンク平塚 (@sbhiratsuka) 2015, 1月 31
【使用者情報登録について2】 使用者名義も2回線までとなります。 すでに使用者名義を2回線別回線で使用している場合は、さらに別名義での登録が必要です。 また契約名義と使用者が異なる住所の場合、家族確認書類として発行から3ヶ月以内の全部事項証明書(戸籍謄本)が必要となります。 — ソフトバンク平塚 (@sbhiratsuka) 2015, 1月 31
ちなみにauでは支払い実績を貯めると利用者登録いらずで3、4回線目を開通出来ますが、SoftBankでも同じように支払い実績があれば利用者登録不要で3回線目が持てるようです。ただしSoftBankだと180日必要なようで、auよりも長期間必要になります。
支払い実績についてはキタムラのブログでしか確認出来ていませんが、SoftBankの利用者登録のルールについては以上のようになります。
Y!mobile
スマホプランの副回線、解約金免除が終了
さりげにこちらも大きい変更が加えられています。これでNexus 6の0円売りが始まれば良いですが。
Y!mobileではこれまで副回線に加えた回線は全て解約金が無料になるという特典を得ることが出来ていました。そのため副回線として契約した回線は、MNP弾にしやすいなんていう特徴があり、MNPばっかしててY!mobileのプランに対して理解の深い人は、この副回線をうまく使っていたのではないかと思います。
それも2月1日契約分からは、スマホプランのみ解約金がかからないという副回線特典がなくなるようです。PHSでは解約金免除が継続のようなので、MNP弾封じというわけではなく、スマホの解約を防ぐための措置のように思われます。今まで野放しだったのをここで封じてくるということは、個人的にはNexus 6が関係してくるように思えるのですが、どうなるでしょうかね。
とりあえず2月以前に契約したスマホプランは解約金免除は継続ですが、2月以降契約した分からは解約金がかかってしまうので契約の際には注意しましょう。
こんな感じでSoftBankとY!mobileで契約に関する内容で改悪に近い修正が行われてしまいました。時期的に一番契約者を増やしたいところでの改悪ですが、恐らくこのマイナス部分を多くの一般契約者に加入してもらうことで補うのではないかと思います。つまり、iPhoneやNexusが安くなる確率が上がった、のかもしれませんね。
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