
MVNOの主要なdocomo回線を使うのに必要なスマートフォンは、docomoから発売されたスマートフォンかWCDMAに対応したSIMフリースマートフォンです。
docomo回線を使えるスマートフォンは数多くの種類がありますが、今回紹介するスマートフォンはスペックの高さと比べると、その他の同スペック機種よりも安いスマートフォンになっています。
『AQUOS PHONE ZETA SH-01F』と『ARROWS NX F-01F』の2機種は、格安SIMはもとより機種変更の代りとしても安く購入できる新中古品の白ロムスマホになりそうです。
2機種の特徴
それぞれのスペックで共通しているのは以下の部分です。
- スナップドラゴン800
- フルHD 1920×1080 5インチ
- RAM2GB、ROM32GB
- フルセグ
- 防水
SH-01Fの個別スペックとしては、IGZOパネルを搭載した省電力モデルであり、3000mAhの大容量バッテリーを使っています。
F-01Fの個別スペックとしては、Whitemagicを使ったこちらも省電力を目指したモデルで、3200mAhのバッテリーです。こちらは赤外線に対応しています。
この2機種は、どちらも防水に対応したスマートフォンということです。この機能には長いノウハウの存在する2社ですから安心でしょう。また、フルセグなどの嬉しい機能も備わっています。
スナップドラゴン800でフルHDのディスプレイ・RAM2GBは、現在「ハイスペック」と呼ばれるスマートフォンには必須の条件であり、それをしっかり満たしています。
MVNOには贅沢なスペックも、長く使えるいい値段のスマホ
スペックは現在流通しているスマホの中でもハイスペック機種に分類されるものを備えています。格安スマホではG2 miniとAscendが29800円で発売されていますが、これら2機種とは2回りぐらい性能がアップしているにも関わらず、白ロムの価格はほぼ同じような金額の27800円~31000円ぐらいの相場になっています。
スペックの高さは、MVNOの格安プランで使うには、ちょっと贅沢すぎるような代物で、むしろdocomoを使っている人が機種変更をする代わりに白ロムを格安に手に入れる、という考え方をしたほうがいいかもしれません。MVNOで使う場合は、この2機種で数年は使い続けられるようなスペックなので、まず満足できることは間違いないでしょう。格安スマホでは最新ゲームがスペックの関係でプレイできないこともありますが、この2機種ならばそんな心配をせずにほぼ全てのゲームアプリをプレイすることができると思います。
29800円前後の白ロム価格は、低スペックな格安スマホと比較するととても安く思えますが、単純に3万円の出費と考えると高いと感じる人もいるでしょう。ただこのスマホは、どちらもスペックが高いです。Fで終わる型番はdocomoの2014年前半モデルのものですから、型落ちになるにはあと1年、2年は必要になる最新モデルの一部です。それを考慮し、格安スマホの低スペックとは違い数年間使えることも合わせて考えると、3万円前後で2年間しっかり使えるスマートフォンを手に入れられるというのは、やはり安い買い物になるかと思います。
出費額自体は高く感じても、利用期間を考えてもらえれば1か月あたり1500円前後で使えるとも計算できます(2年間使った場合)。
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AQUOS PHONE ZETA SH-01F docomo [WHITE] 白ロム 新品価格 |
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富士通 docomo ARROWS NX F-01F White 新品価格 |
評判は上々
かつては富士通もシャープも、国内のスマートフォンとしては不具合の多かったメーカーではありますが、さすがに長年やっていると洗練されてきており、今では操作に重大な支障を与えるような目立った不具合というものは出てきていません。
ネット上の口コミや評判をみても上々な内容が書かれており、ようやくまともなスマートフォンを作るようになれたというのがわかります。ただどちらもタッチパネルに関しては評価が高くないので、そこは要注意でしょう。電池持ちがいい反面、防水加工されている故に熱を持ちやすいとの指摘もあります。こまかな不満点は出てくるようですが、全体を見ると使いやすいという内容が占めています。
ガラケーとの2台持ち、または2年契約未満での機種変更用スマホに
とりあえずこの2つの機種は、現在の新品・中古白ロムスマホの価格相場的に、スペックが高いにも関わらず安い価格で使える貴重なスマートフォンです。
現在ガラケーを使っている人は、音声回線はそちらを利用して、ネットはMVNOとこの2つにすることで、すくなくとも数年は買い替える必要のない節約につながる組み合わせになるかもしれません。また、現在docomoのスマートフォンを使っている場合、そのスマートフォンの支払いや月々サポートが1年分以上残っている場合には、機種変更をせずにこちらの白ロムへSIMを差し替えることで、いくらかの損失を避けることが出来ると思います。
とにかく白ロムとしてはスペック比を見ても安いので、必要な人には購入候補として考えてもらいたいスマホです。
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