これから中学生・高校生の入学シーズンに合わせてお子さんにスマートフォンを購入するご家庭もいらっしゃると思います。
この記事ではそんな子供にスマホを買い与えようというご家庭向けに、どのようなスマートフォンを中高生に与えたら良いのかということを考えてみたいと思います。
考える中高生向けのスマホは、予算を抑え目にしたものと満足度の高いものの2つで考えてみました。ご家庭の状況によって参考にしていただければと思います。ただし普通に安いスマホや満足度の高いスマホを選んでいるわけではありません。中学生や高校生の中で通じている「スマホカースト」を前提に考えてみます。
それでは中高生向けのスマートフォンをスマホカースト前提で考えてみましょう。
人気の機種は2機種
この話題について考えようと思ったのは年末年始に親戚の中学生や高校生と昨今のスマートフォン事情について話を聞いたからです。
そこで聞いた話では中学生・高校生の間では所有するスマートフォンによってもグループが、場合によってはカーストのようなものまでが存在しているということを知りました。決して全ての生徒にそのような意識が生まれているわけでは無いようですが、カースト上位のスマートフォンを持っている生徒の一部では過剰にそうした意識を周りに煽る人がいるようです。
現在の中学生・高校生の中では、所有していてかっこ良いスマホの最上位になるのはiPhoneだそうです。まぁ大人の社会でも何となくそんな雰囲気を出している人がいるのでわかりやすいかもしれません。特に女子生徒の間では絶大な人気になるようです。中学生時代ではiPhoneは憧れの対象で、高校生になると必須のアイテムという感じになるそうです。
その他のスマートフォンではXperiaが人気も高く、カーストの上位に位置するようです。こちらはソニーのスマホであるということがCMなどから中高生も把握しており、iPhoneの対抗的な立ち位置になるそうです。特に男子生徒の間では、Androidならゲーム内部の情報を弄って有利に進められるということで、あえてAndroidへ変えている生徒もいるようです。
この2機種を選べば、スマートフォンを介してのスクールカーストの中ではある程度変なからかいの対象にならずにスムーズに学生生活を送れる、と正月にグッタリする話を聞かされました。ただしクラスの冴えないポジションの生徒がiPhoneやXperiaの最新機種を使っているとからかいの対象になるそうです。分不相応なスマホを使っているからという理由からのようです。そういった子達は1世代前のiPhone5sなどを使って、目をつけられないようにしているというのです。この辺り、親御さんには厳しい判断になるでしょうが、お子さんのキャラクターや交友関係から最新のスマホを与えても周りの子に取り上げられて使われないか、などの判断を的確に出来るようにしましょう。
このような所有するスマホでもカーストが出来上がってしまう学校生活を送る中高生には、格安スマホや安めのスマホというのは、どうしても家計が苦しいという理由がある場合以外では避けて、周りにスムーズに溶け込めるスマホを与えるほうがいいかと話を聞いている中で感じました。
そのためこれからピックアップする持ち方はそんなに安くは無いですが、少なくともカーストの下に入ることが無いように配慮した機種を選んでおきました。
Xperia Z3 compactの白ロムに格安SIM
と言っても中高生の通信費は節約させたいという思いは皆さんお持ちかと思います。まず一つ目に挙げる持ち方は格安スマホよりかは確実に高いですが、スマホカーストで変な位置に入ることない学校生活を送りながら、ある程度安く済むスマホの持ち方になると思います。
それが白ロム+格安SIMという組み合わせです。格安SIMで通信費を節約、白ロムではXperiaの最新モデルを安いとは言えないものの、スペックが高く性能と比較すればお買い得なものを購入して組み合わせるというやり方です。
白ロムには前の記事でも取り上げたXperia Z3 compactです。スマホカースト上位のブランドで、発売されたのが2014年11月ですので、入学シーズンでも古さを感じ無い機種です。
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この白ロム購入の初期費用で35000円ほどかかりますが、docomoの機種変更や新規契約だと定価は69000円ぐらいなので一応半額で購入出来ます。
これに組み合わせるのは格安SIMの090音声通話がついたプランがいいでしょう。それなら通信費を節約出来るので、初期費用は高いものの、その後の維持費は結構安く出来ます。中学生や高校生だと通信量の多いプランを選ぶのがいいと思いますので、私はOCNモバイルONEの100MBコースに音声通話プランをオプションでつけるのを勧めたいです。毎月2080円で100MBの通信量を毎日使うことが出来ます。100MBだと大体動画50分を見れる容量なので、自宅のWi-Fiなどを使えば速度制限にかかる容量を学校生活の中で使い切ることは無いでしょう。
こちらは1日ごとに容量が復活する契約ですが、ひと月ごとに大きめのデータを契約したい場合はDMMモバイルが最強です。こちらはIIJというMVNOの中で最高品質な会社の回線を借りていながら、業界最安値を打ち出しているMVNOです。
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Xperia Z3 compactとOCNなどの格安SIMという組み合わせが、まずは中学生・高校生用のスマートフォンして、カースト上位に入りながら安くすることの出来る組み合わせです。キャリアメールは使えませんが、LINEとGmailがあるので今の子は大丈夫でしょう。
iPhone 6を大事に使わせる
もう一つの中学生・高校生用のスマートフォンをスクールカーストから見た上でのお勧めは、やっぱりiPhoneの契約です。
iPhoneはキャリア販売、SIMフリー販売(現在休止中)共に定価が7万円ほどします。機種変更や新規契約では結構高いスマホでしょう。MNPなら一括0円が出てきだしているので、学割シーズンと同時に買いやすくなりますが。
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機種変更などで購入するととても高いiPhoneですが、「考えよう」によってはそこらのスマートフォンよりも安い買い物かもしれません。というのもiPhoneはその他のスマホと比べても、リセールバリューが非常に高いのです。
iPhoneは2年前のモデルでも中古で高く買い取って貰える可能性の高いスマホです。中古ショップだけでなく、それぞれの携帯キャリアの下取りサービスでも優遇されています。1年後、あるいは2年後を考えた時、リセールバリューの高いiPhoneを下取り、あるいは中古ショップで買い取りに出すことを前提として考えれば、その買い取り額を含めた総コストにおいてiPhoneは安い買い物と考えられるのです。
現在状態の良いことが前提ですが、2年前のiPhone5ですら30000円前後で買い取りが行われています。手放すことを前提に使えば、iPhone6も実質的に40000円ほどで使えるという考え方も出来ます。これはAndroidスマホでは残念ながら実現出来ないことです。iPhone特有の考え方になります。
このように使い終わったiPhoneを売ることを前提に考える事で、実はiPhoneというのはスマホの中でも特段に安く買える存在になります。そのため中高生のお子さんに買い与える時は、このリセールバリューの価値について教え、カバーやガラスフィルムなどを用意して傷つかないように大事に使わせるように教育したほうがいいでしょう。
中学生・高校生向けのスマホにこの2つの選択も候補に
中学生・高校生には安いスマホで充分、と考えている人もいらっしゃるかと思いますが、使っているスマホですら人間関係のパワーバランスに影響されるという学校という特殊な空間で生活する事になる中高生には、なるべく上位に位置できるスマホを渡しておくのがいいかと思います。
今回選んだ2つの持ち方と考え方は、iPhoneとXperiaを比較的安めに買える方法だと思います。ですので、スマホ代を安くしたいご家庭でも予算として間に合わせる事が出来るかもしれません。格安スマホを買い与えて節約する事自体は簡単なことですが、スマホカーストで下位に沈むことなく安く持てるというやり方も中高生のために考えてみてはどうでしょうか。
>ただしクラスの冴えないポジションの生徒がiPhoneやXperiaの最新機種を使っているとからかいの対象になるそうです。分不相応なスマホを使っているからという理由からのようです。そういった子達は1世代前のiPhone5sなどを使って、目をつけられないようにしているというのです。
ここ笑いました