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中国への転売でフルーツグラノーラが高騰 その他の商品も気軽に転売出来る時代に

中国への転売でフルーツグラノーラが高騰 その他の商品も気軽に転売出来る時代に

前回紹介した日焼け止めの中国方面に向けた転売事情ですが、そこからしばらくと経たない内に状況は更に発展をしています。

かつて(というか今もなんですが)携帯電話、スマートフォンの買取専門だった各地の中国人を筆頭にアジア系の人々が運営するお店が、スマートフォンの買取を継続しながら新しい商売に手を出しています。

スマートフォンを破格の値段で契約することが前よりも簡単ではなくなってきた中で、今中国やアジアに販路を持つスマホ買取ショップは、いわゆる「爆買い」の対象になるような商品を買取り対象にすることによって、利益を維持しようとしているようです。

 

この傾向は、スマホ買取りだけが主流だった時よりも大きな影響を実生活に与えるようになっています。スマホの時でさえ本当に新しいスマホが欲しかった人に特価品が渡らない、という状況を作り出していましたが、新しい商品が買取り対象になったことでスマホのみならずそれらの商品が本当に必要だという人が手に入れにくい状況が既に出来上がっています。

今回はこのスマホ買取りショップが相次いで参入している「中国向けの日本製品転売状況」について特集してみたいと思います。

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新しい買取品目、日用品の登場

スマホ買取りショップが相次いで参入してきた新たな商品、それは「日用品」というジャンルです。あまりにも大雑把なジャンルですが、先日お伝えした日焼け止めの資生堂・アネッサや食品や医薬品といったまさに「日用品」が対象です。

スマホ買取りショップには「docomo」とか「au」といったキャリア間の買取りカテゴリーが記されていますが、その中に「日用品」というあまりにも無関係なカテゴリーが各店舗のサイトに載るようになりました。

日常

具体的な買取り店だと以下のようなところが挙げられます。

日本製 日常品買取|モバイル1番

勝利通信|買い取り価格

携帯・白ロム・ipad買取なら池袋のデバイスショップ

日用品買取もワールドモバイル|ワールドモバイル

 

爆買い特集で見たことある品

「日用品」として買取り対象になるのは、今テレビなどでよく特集されている「爆買い中国人」がドラッグストアや複合的な家電量販店やショッピングセンターなどで購入している製品がほとんどです。

具体的な名前を出すと以下のようなものがあります。

  • アネッサ
  • フルーツグラノーラ
  • サンテFX
  • めぐりズム
  • 肌美精
  • サガミオリジナル 0.01mm
  • 大麦若葉 おいしい青汁

フルーツグラノーラはドラッグストアに集まる爆買い中国人旅行者のカゴの中にはよく入ってますね。目薬・サンテFXも医薬品では大量買占めされているのをよく見ます。

このように「日用品」のカテゴリーは「中国人への人気が高い日本製の日用品」というものが買い取りの対象にされています。

 

買取り対象は品薄かつ高騰

この買取りが始まった影響なのか、それとも爆買いの影響なのか、現在この「日用品」カテゴリーに登録されている商品は転売目的の日本人や中国人旅行者に大量に購入されているようで、普通に買って利用したいという人たちが中々手に入りにくい状況、もしくはこれまでよりも高い金額での購入をしなければいけない状況になっています。

スマートフォンでもSIMロック解除の方法が見つかったことで中国からの需要の高くなったスマホなどは、白ロム価格が高くなって買取り金額も上がるという現象が起きていましたが、全く同じようなことがまさか普通の人が多く使う日用品でも起きるようになってしまいました。

特にカルビーのフルーツグラノーラは相当な人気のようで、販売店で働く人やフルグラフリークな人達の間で入手性の難しさや中国人による買い占め行動が話題になっているようです。

 

バイトするより稼げる?

資生堂アネッサの時もそうでしたが、定価自体はどの商品も買取り価格よりも高いので一見利益は無いように思えますが、ドラッグストアだと時に1000円ぐらい定価よりも安い販売をしているところもあり、一つで簡単に数百円もの利益を産み出してしまいます。しかもスマートフォンと違って何個もいっぺんに大量買いをすることも可能です。

そうすると一回の買い物によって数千円以上、時に1万円以上を数十分の労力で稼いでしまうことができてしまいます。相場や店舗の巡り方など色々な要素が絡んでいますが、場合によってはアルバイトで時給労働をするよりももっと効率良く稼げてしまう方法になるのではないでしょうか。

 

これまで中国人コミュニティを中心に行われていたおむつ買い占めなどの販路が今回のように多くの商品で大量に公開されたことで、中国人のみならず日本人も転売目的の買い占め行動に参加できるようになりました。それによりその対象となった一部の商品ではネット上の販売価格が高騰、ドラッグストアでも品薄状態になり一人あたりの購入個数制限を設けたりするようになっています。

薄利なら問題は無いのですが、大量買いすると下手なアルバイトをするよりも儲かってしまうため、中国の購買力や円安が続いているうちはこの流れが止まることは無さそうです。

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