docomoの新プラン「カケホーダイ」と「パケあえる」について、その契約条件が段々とですが判明してきました。
従来の、あるいは新しく開始される割引サービスの適用条件や、旧来のプランから新プランへと変更する際のルールなど、これまで不鮮明だったことが判明し出しています。
今後、こうしたルールや適用条件を知っておかないと、新たに新プランを使おうとした際に、実は考えていたやり方が適用出来ずに、想定していた運用プランが崩れてしまう可能性があります。
ですので、今回の記事で今のところ判明している「カケホーダイ」と「パケあえる」に関連したdocomoの契約ルールを確認しておいて下さい。
余った月々サポートは親と子で分け合い
今回の新プランにおいて、運用費の節約をする際に一番重要になりそうなのがこの月々サポートのシェアです。
今回は、同一の家族割グループでシェアオプションを利用したパケットシェアをした親回線と子回線の間において、子回線で月々サポートが余った場合、親回線へと余った月々サポートが割引として利用できるようになっています。
例えば、シェアオプションを利用した子回線のデータプランは2500円です。ここに3000円の月々サポートを使った場合、毎月の運用費が0円になり500円の月々サポートが余ります。この500円を親回線の料金から割引に使える費用として、分け合うことができます。
新プランについては、この月々サポートの分け合いが、運用費全体の節約に必要となるかもしれません。
「データSパック」「データMパック」には2回線しか付けられない
今回のパケットプランであるパケットパックには、一人向けと家族向けという線引きがされており、一人向けプランとして「データSパック」と「データMパック」が用意されています。
この一人向けのプランは、シェアオプションを付けた子回線を1回線しかつけることができません。親回線と合わせて、2回線しか組み合わせが出来ないようになっています。
「データSパック」と「データMパック」では、シェアの方法を「2台目プラス」という方式にしており、家族向けのシェアパックとは異なり、2台目としての1回線だけしかシェア出来ないように制限しています。
そのため、3台以上を親回線と子回線で組み合わせたい時は、一人でも家族向けのシェアパックへと加入する必要があります。
U25応援割は音声プランのみの適用
U25応援割という割引サービスが、新プランと同時に始まります。
これは26歳の誕生月まで、毎月500円と1GBの通信量を追加するという割引サービスで、期間は26歳になるまでという長期の割引です。
このU25応援割は、子回線のシェアオプションを利用した安いプランでも利用できるのですが、その代わりの条件として、音声プランでしか利用出来ない割引となっています。データプランの安い基本料金のプランでは、適用出来ない仕組みになっています。
音声及びデータの(スマホ/タブ)と(フィーチャーフォン)または(ルーター)はIMEI管理
音声プランやデータプランでは、利用する機器によって、基本料金の価格が違っているのですが、この違いはIMEIと呼ばれる通信端末の固有識別番号によって管理されるそうです。
例えば、通常の音声プランなら契約時点では音声の(フィーチャーフォン)の契約が適用されています。ですが、この契約SIMをスマートフォンに差して使うと、IMEIでスマホ利用が確認されて、音声プランの(スマホ)契約が適用されるということです。
iPhone回線はデータ(スマホ/タブ)のみ
今iPhoneを使っている回線があるが、この回線で音声通話をせずにネットだけで使いたいと考えた場合、データプランへの契約変更が可能です。
しかし、ここにもいくつかのルールが適用されており、最後に契約した回線がiPhoneになっている回線は、データプランでも(スマホ/タブ)のプランへの変更のみで、(ルーター)タイプのプランへの変更はできない制限がかかっています。
音声・データ回線からのデバイスプラン変更は原則不可
今回新プランの中では、極端に基本料金が安い「デバイスプラン」というものがあります。基本料金が500円なので、うまく使えば節約方法の手助けになる・・・と思われた方もいるかもしれません。
ですが、残念ながら通常はこのプランへの音声・データプランからの契約変更というものは、原則的にできないとの事です。完全に専用のプランとなり、契約変更ではなく新規で契約をするという形になるようです。
シェアパックは10回線まで
シェアパックに組み合わせられるのは、親回線含めて10回線までです。これは家族割グループと共有しているため、10回線までしか家族割グループが組めないところから生まれています。
10回線の組み合わせの内、それぞれの音声・データ・デバイスプランには制限はありません。10回線すべてを音声にすることもできます。
個人で持てるのは各5回線まで
家族間同じ種類の回線を10回線までパケットシェアに利用できますが、一人が持てる音声・データ・デバイスプランの回線は、5回線までとなっています。
- 音声系プラン(音声通話が可能なプラン):5回線
- 非音声系プラン(データ通信のみ利用可能なプラン):5回線
- 特定端末専用プラン(特定端末の専用プラン):5回線
- ユビキタスプラン(特定用途向けの専用プラン):50回線
ユビキタスプランというものは例外的に50回線までです。
以上がdocomoの「カケホーダイ」における契約上のルールになります。
Leave a Reply