auのMVNO回線としてmineo(マイネオ)というケイ・オプティから発売された格安SIMが出てきました。
今までdocomoの回線を使ったMVNO回線しかなかったのですが、このmineoの登場でauの回線も格安に使うことが出来るようになりました。mineoのプランは980円のデータプランと610円の音声通話プランを用意しており、格安SIMとしてもとても安くて魅力的なプランを出してきています。
au回線を使うため、auから出たスマートフォンを格安SIMで使えるようになりました。これにより、auの白ロムに需要が大きく出てきました。今まではWi-Fiでしか使う価値のなかったauの白ロムですが、mineoの登場でその使い方が一変したのです。
今回はその価値を増すこととなったauの白ロムスマートフォンを紹介、特に低価格な向けを紹介したいと思います。
mineoで使うときの注意点
まずはmineoを使う際に注意しなければいけないところをお伝えします。
それはデータ通信に使える周波数がLTEのみということです。3Gの回線を使ったデータ通信はmineoではできません。この影響によって、LTE周波数が少ないスマートフォンというのは、必然的に使いにくくなります。選ばなければいけないのは、LTE周波数の多いスマートフォンとなります。
1万円台
1万円台では、LTEの周波数が少ないスマートフォンが多く、快適に通信出来るものは少ないと言えます。基本的に、LTEの周波数が3つ以上対応している機種は、2013年の夏モデルからになり、そのほとんどが白ロム価格は2万円を超えています。
ですので、1万円台で買えるauの白ロムはLTEの周波数的には2つのみ、あるいは1つのみの対応にとどまっており、mineoで使うには非常に使いにくい仕様のものが多いのです。
その中でもあえて1万円台の白ロムを選ぶとしたら、Galaxy S3 SCL21かDIGNO KYL21あたりが比較的安定した性能を見せています。
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2万円台
2万円台だと選択肢は非常に多くなります。2013年の夏モデルはもちろん、スペックの上がった冬モデルも2万円台で購入できます。
夏モデル冬モデル共に3つのLTE周波数に対応したモデルばかりですので、mineoでも比較的広いエリアでの通信が可能になるはずです。
2万円台で買えるオススメの白ロムはSHL23、LGL22、KYL22といったところでしょうか。
SHL23とKYL22は、2万円台でも前半から中盤の値段になっています。どちらも性能は高く、このレベルの性能のスマートフォンをdocomoの白ロムとして購入しようとすると、4万円前後になるぐらいの性能の高さです。
LGL22は性能の高さはもちろんですが、SIMロック解除をするとdocomoのMVNOなどでも利用できるようになっています。そのため、mineoを使わなくなっても、docomoのMVNOの格安SIMを入れ替えて使うことが出来ます。2万円台でこの万能性は貴重でしょう。ただし価格帯は2万円後半になります。
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3万円台
3万円台のau白ロムになると、最新のスマホや人気のシリーズがこの価格帯になるかと思います。
XperiaやGalaxyなんかはこの価格帯から中々下がることはないですね。
3万円台だとXperia Z1が個人的にはオススメです。docomo版よりもプリインストールアプリが少ないことも影響しているのでしょうか、不具合もdocomo版よりも少ないように思えます。さらにデザイン性は男性ユーザーに好評な形である硬派な作りになっていると感じます。
性能もスペックも言うことないモデルですので、高くはありますがリーズナブルな一台ではないかと思います。
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iPhone5は不向き
こうした中で、auの回線を使った格安SIMがつかえるということで、iPhone5でも利用したいと思う方もいると思います。
ですが最初に書いた注意点にもあるように、データ通信はLTE回線しか使えません。auのiPhone5は今でも○問題と呼ばれる不具合が起きていますが、この原因はLTEの周波数が1つにしか対応していないことから起きています。
一つしかLTEの周波数に対応していないため、iPhone5をmineoで使うにはあまりにもエリアが狭くなり、電波の入らない状況が続いて使いづらくなります。ですので、iPhone5でmineoを使うのは全く向いていません。
このようなスマートフォンがそれぞれの価格帯でオススメのau回線MVNO向けの白ロムスマートフォンと言えます。
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