機種変更でスマートフォンを替えようとお店を回った時に、真っ先に感じるのが価格の高さかと思います。一括購入で7万円以上は普通で、割引を使っても実質価格で4万円ほどにしかならないというのは普通です。
古いスマートフォンを使っていると、何かと不具合の多いものもありますし、何よりも最新のアプリなどに非対応だったりもっさりとして使いづらいという現象も生まれてしまいます。かといってそれを機種変更で新しくしようとするには、前述のように価格が高すぎるという問題があります。
そろそろスマートフォンを新しくしたいけれども、機種変更では高すぎる。MNPも良いですがメールアドレスが変わってしまうのは嫌だ。こうした状態の中で新しいスマートフォンへ安く乗り換えたい場合は、白ロム購入という手段が有効な方法かと思われます。
機種変更では高いスマートフォンも、白ロムとして新品または中古のスマートフォン扱いで購入する事で、機種変更とは比較にならないほど安い価格で購入することが出来るでしょう。今回はそうした白ロムの価格相場と機種変更価格の相場に大きな差があり、それでいて最新に近いスマートフォンを幾つかピックアップしてみたいと思います。
docomoは差額が凄い
機種変更の代わりに白ロムを購入するという方法をとった時、その価格差が激し目になるのはdocomoです。docomoが設定する定価と白ロム価格の間で4万円から5万円ぐらい大きな差が生まれています。そのため機種変更ではなく白ロムを選択するのは有効な節約方法の一つです。
性能のいいものが揃っている
そして一部の白ロム端末においては、非常に性能が良いものが揃っています。今回は紹介するのは全て2013年の冬モデルで、どれもSnapdragon800を使った高性能スマホです。
このCPUを使ったスマートフォンはNexus5を中心に、ヌルサクに動作するAndroidの一つのハードルを超えた性能を見せてくれます。
Galaxy J SC-02F
スペックは以下の通り。
- CPU:Snapdragon 800
- RAM:3GB
- バッテリー:2600mAh
- フルHD1920×1080・5インチ
- Android 4.3
- メインカメラ:1320万画素
RAMが3GBという大きな容量を備えているため、多くのアプリを同時展開しても重くなることはないでしょう。どれだけアプリを開いて使い続けても、動作の快適さをそのまま維持して使えるでしょう。
5インチの大画面で、バックキーやメニューキーが画面外に配置されているため、画面全体がコンテンツの表示領域になります。5インチスマートフォンの中では本体のサイズと操作・表示領域などの活用領域が大きいスマートフォンと言えます。大画面のディスプレイを余すところなく使うことが出来るでしょう。
RAMの大きさは、今後負荷の大きいアプリが登場しても対応出来るため、数年間は使い続けられるものかと思います。本体の価格が8万円ほどで、白ロムが35000円ぐらいが相場になるため、機種変更との差は5万円ぐらいです。
白ロムでも若干値は張りますが、長くストレスなく使えることを考えると、十分安い価格なのではないかと思います。機種変更の代わりに購入する白ロムとしてオススメしたい一台です。
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Xperia Z1f SO-02F
スペックは以下の通り。
- CPU:Snapdragon 800
- RAM:2GB
- バッテリー:2300mAh
- HD1280×720・4.3インチ
- Android 4.2.2
- メインカメラ:2070万画素
- 防水
こちらもGalaxy Jと似たようなスペックですが、最大の違いはそのサイズです。5インチの画面サイズが増えている中ではとても珍しい4.3インチの画面サイズです。いわゆる小型端末と呼ばれる種類のスマートフォンです。
小型スマートフォンは最近では希少性があり、人気も未だに根強い種類のものだと思います。このXperia Z1fはこれまで低スペックが小型端末の特徴を踏襲することなく、ハイスペックさを追求しているスマートフォンです。
こちらも白ロムとしては値が張りますが、本来の機種変更価格から4万円ほど安いですし、後継機種であるXperia A2と同じスペックでありながら35000円ぐらい安くなっています。小型のdocomoスマートフォンへ乗り換えようと考えている人は、Xperia Z1f、Xperia A2が候補かとおもいますが、白ロムのXperia Z1fが最も安く替えることの出来るスマートフォンです。
docomo Xperia Z1 f SO-02F ホワイト 白ロム 新品価格 |
Optimus it L-05E
スペックは以下の通り。
- CPU:Snapdragon 600
- RAM:2GB
- バッテリー:2100mAh
- HD1280×720・4.5インチ
- Android 4.2
- メインカメラ:1320万画素
- キャップレス防水
これは特に定価と差があるわけではありません。ただ単純に安くて良いものだからオススメという理由だけで選んでいます。
2万円ちょっとの白ロム価格になっていますが、性能はかなりのものです。数年前のスマートフォンを使っている方、ガラケーと格安SIMの2台持ちをしたい方など、安くて良いスマホが欲しい人には上位の選択肢に入る白ロムだと思います。
(docomo) Optimus it L-05E ホワイト 新品価格 |
auは特定機種以外は定価も安い
auについては、機種変更の価格が高いから安い白ロムを買う、というのはあまり当てはまりません。auは機種変更でも良いものが安く契約出来るので、普通に機種変更をしてしまったほうがいい場合があります。
auは1世代前のスマートフォンを新規でも機種変更でも定価を安くしてくれるので、白ロムのほうが安い状態こそありますが、それ程変わらないという場合がほとんどです。
ですがそんな中でも、一部のスマートフォンについては定価が安くならず、白ロムのほうが安いということもあります。それはXperiaとGalaxyの冠がついたスマートフォンです。この2種類は基本的に中々安くならない傾向にあります。
Xperia Z1 SOL23
スペックは以下の通り
- CPU:Snapdragon 800
- RAM:2GB
- バッテリー:3000mAh
- フルHD1920×1080・5インチ
- Android 4.2.2
- メインカメラ:2070万画素
- 防水・防塵
Xperia Z1はデザインとスペックで共に優れた一面を持つスマートフォンです。日本でも1、2を争うAndroidの人気ブランドになっています。このZ1についてはau側で定価を下げていないため、白ロムで購入するほうが機種変更で安くなります。
これまで紹介してきたスマートフォン同様にストレスが感じられない素晴らしいサクサク感で使うことが出来ます。auを使っている人でどうしてもXperiaがいいという場合は白ロムを買うと安くすることが出来るでしょう。一方で使いやすければなんでもいいという人は、機種変更で安いモデルを契約するのがいいと思います。特にauで白ロムにこだわる必要性があるのは、このXperiaとGalaxyぐらいです。
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SoftBank
SoftBankではiPhone以外はそれ程目立った感じはしないので、あえてAndroidに機種変更するならば、という想定をしてみて性能のいい白ロムを探してみましょう。
古いスマートフォンならば機種変更でも安いのですが、いいスマートフォンだと機種変更で安売りしているものが少ないのがSoftBankです。
AQUOS PHONE Xx mini 303SH
スペックは以下の通り。
- CPU:Snapdragon 800
- RAM:2GB
- バッテリー:21200mAh
- フルHD1920×1080・4.5インチ
- Android 4.2
- メインカメラ:1300万画素
- 防水・防塵
白ロムで安くて性能のいいのはこの303SHというスマートフォンです。見た目が面白いですよね。ベゼルがギリギリまで狭くなっており、小型なのに大画面というとても珍しいデザインのスマートフォンです。
これは先ほどのXperia Z1fとスペックのほとんどが一緒ですが、303SHのほうはフルHDというよりきめ細かい解像度になっており、文字や画像がよりはっきりと映し出されます。一方でこのフルHDという解像度では、パワーを使いすぎるため若干動きが重くなります。あまり気になるレベルではないのですが、Xperia Z1fと比較する時にはそこの違いについて覚えておいたほうがいいでしょう。
機種変更価格は69000円以上かかりますが、白ロムだと2万円前後で購入する事が出来ます。白ロム購入後は他のキャリアのようにすぐに使えるわけではありません。一度ソフトバンクショップで持ち込み機種変更という手続きを行い、今使っている回線で使えるように手続きをして貰う必要があります。
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いかがでしたでしょうか。機種変更では通常6万から9万円なんてして値引きも少ないハイスペックモデルですが、白ロムとして購入する事で機種変更の代わりにしてしまえば、普通に機種変更するよりも安く購入する事が出来ます。
もしもスマホの買い替えを検討していて、値段の高さにびっくりしてしまった人は、こうした白ロム購入による機種変更というのも一つ有効であると思うので、試してみましょう。
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