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MediaPad M1 8.0 403HWの新規一括0円は買いかを考える Y!mobileの格安タブレット

MediaPad M1 8.0 403HWの新規一括0円は買いかを考える Y!mobileの格安タブレット

Y!mobileから発売されているタブレット端末、MediaPad M1 8.0 403HWというのがあります。

8インチのHDディスプレイを搭載したミドルレンジタブレットで、一括25920円という価格で販売されています。

この403HWが今各地のY!mobileショップにて「新規一括0円」という特価で販売され始めています。タブレットとしてはauのAST21やdocomoのSC-03Gに次ぐ最近の特価タブレットと言えそうです。auやdocomoのタブレットと比べて、Twitter上では結構な数のY!mobileショップが新規一括0円で販売しており、手に入りやすさではこの403HWが一番になりそうです。

自分もこのタブレット新規一括0円に釣られて、近くのY!mobileショップへ契約しに行きました。そこで判明した今回の403HWの販売について、どのような契約が条件とされているのかということをお伝えし、実際その契約は得になるのかということを考えてみたいと思います。

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スマホプランのみでシェアプランはダメ!?

この新規一括0円という販売、とても魅力的に見えたので私も契約するつもりでY!mobileショップへ足を運んだのですが、実際には契約せずに帰ることになりました。その理由は今回の403HWの新規一括0円の販売条件にあります。

私の聞いたY!mobileショップでは、タブレットであるこの403HWを新規一括0円契約をするのには、最低でも2980円かかるスマホプランで契約することが条件とされていました。Y!mobileではタブレット向けにシェアプランと呼ばれる0円~1000円で契約できるシェアプランというものがこの403HW発売と同時に始まっていたのですが、このシェアプランでの契約は定価になるということでした。

私は契約前にこのシェアプランでの契約を前提に考えていたので、これでは想定していたよりも毎月の料金が2000円以上高くなってしまうことになります。そもそもタブレットである403HWは電話ができないため、スマホプランで契約しても音声通話が利用できません。

Y!mobileショップ2店で聞いたのですが、全く同じ内容だったので、もしかしたらこのスマホプラン契約というのは今回の特価で絶対条件のようです。確かにTwitterを見ると2980円での利用料金を案内していたり、子回線で540円引きした料金で案内していたりします。

 

スマホプランでの契約ならば、たとえタブレットが一括0円だと言っても、全くお得ではないので契約はしませんでした。これは恐らく、Y!mobileの音声通話契約に乗っている2万円ほどのインセンティブを、そのままタブレットの金額から引いただけの売り方のようです。過去にはSofmapがdocomoの白ロムをY!mobileの音声通話SIMをセットで契約することで、2万円引きしていたキャンペーンがありますが、これと全く同じことを403HWでもやっているというわけです。

ソフマップとY!mobileが2万円の白ロム値引きキャンペーン | やすしむ!!

これだったら403HWじゃなくて、少しプラスで料金を多く支払ってでももっとスペックの高いスマートフォンやタブレットを2万円引きでY!mobile契約をした方が納得できる契約が出来ると思います。そもそも403HWのスペックは低めで、良く言ってもミドルスペックなタブレットです。

  • CPU:Hisilicon Kirin 910
  • RAM:1GB
  • ROM:8GB
  • 8インチ・800×1280 HD
  • 500万画素カメラ
  • SIMロックあり

8インチでHDレベルの解像度は結構苦しいものがあります。長時間使っていると文字が荒くて目が疲れてしまうのではないでしょうか。ギャラタブの安いやつを買って後悔した身にはこの解像度は常用には適さないと思います。また店頭で触っていてもRAM不足をひしひし感じます。常にもっさり感が抜け切らない操作感です。

 

3ヶ月後には解約OK???

プランへの不満や実際に契約前にホットモックを触っていてテンションが下がったことで、私の場合契約へと至らなかったのですが、店員さんは契約して欲しいらしくて次のようなお得に持てるプラン(?)を紹介してくれました。

それはこの403HWのスマホプラン契約は、3ヶ月後には解約してもらっても構わない、というものでした。3ヶ月といえど解約には解約金が伴うものですが、家族割の副回線に含めても大丈夫、との案内を受けました。

家族割の副回線に403HWを契約して3ヶ月で解約がOKならば確かに少し安く感じます。というのもY!mobileの回線は2回線目以降を副回線として1回線目の親回線と組み合わせることで、契約事務手数料の3000円が無料に、更には契約解除料も無料になるという特典があります。

この副回線に403HWを入れてしまえば、解約金がタダになるため3ヶ月間のスマホプランSの料金、約9000円の出費だけで済むということになります。

 

それでも契約はリスクが高く見送り

ただこれだけの条件というか案内を受けても今回は契約を見送りました。

その理由としては3ヶ月でも解約OKというのは代理店側にインセンティブが入るかどうかの都合であって、契約者側が次契約できなくなるブラックリストに入ってしまうかどうかに全く関係ないからです。3ヶ月で解約するならばそのコストは少なくて済みますが、もしも今後もっと安くていい契約がY!mobileで出てきた場合(特にNexus6)、それが契約できなくなることは避けたいからです。

そしてこの403HWはMediaPad M1 8.0という市販されているモデルと全く変わらないY!mobile版として発売されているのですが、唯一の違いとしてSIMロックがかかっていてY!mobile回線以外ではSIMカードを使った通信が出来ずにWi-Fiのみの接続しかできなくなります。

この2点とちょっとモッサリ感を感じたことからリスクをおかしてまで契約する必要はない、ということで新規一括0円でも見送らせてもらいました。

 

もちろんシェアプランでも新規一括0円で契約できるようならば、買いなタブレットかもしれませんが、シェアプランで契約させてくれそうなY!mobileショップを探すのは大変そうです。

契約にかかる時間や3ヶ月以上契約して発生する実質的な負担額を考えれば、自分が本当にほしいと思うタブレットを買ったほうがいいんじゃないでしょうか。ということで403HWの新規一括0円は今後シェアプランやキャッシュバックが付かない限りは別に得とは言えないのでスルーしてもいいのではないでしょうか。

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