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耐衝撃、防水機能付きかつSIMフリーなMVNO向け格安スマホ「S301」と「TORQUE」

耐衝撃、防水機能付きかつSIMフリーなMVNO向け格安スマホ「S301」と「TORQUE」

ニッチなスマホの使い方にSIMフリースマホも対応していきました。

 

これまでのSIMフリースマホ市場に出てきたスマホは、どれも付加価値の少ない無難なスマホばかりでした。中には無難どころか機能が省かれすぎて使い物にならないようなものもありましたが、最近のは普通に使いやすい無難なSIMフリースマホが増えています。

ちょっと前までは中国辺りから適当に持ち込んだような低スペックスマホも、SIMフリーというだけで雑誌やらサイトやらで特集されるようなちょっとした異常状態でしたが、最近もそれが落ち着いてきてちゃんとしたスペックをもったスマホじゃないと相手にされなくなってきた気がします。それはまあいいのですが、その傾向が強まりすぎていて最近の市場は無難に使えるSIMフリースマホばかりが目につくようになってしまいました。

 

これも決して悪い傾向じゃないですし、市場の一般化には好意的に見れる傾向だとは思うのですが、若干見ててつまらない印象を受けます。なんというかもうちょっと付加価値やニッチ層を向いた機能のあるスマホが出てきてもいいんじゃないかと感じています。

そんな面白味がかけ始めたSIMフリースマホ市場の中で、とある日本メーカーが特徴のある付加価値機能をつけたSIMフリースマホを日本において発売しています。退屈さが増したスマホの新製品の中では、機能と価格のバランスが面白い感じでとれているので、今回は贔屓目でそのメーカーのSIMフリースマホをご紹介してみたいと思います。

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京セラの防水・耐衝撃スマホ

普通のスマホが増えてきたSIMフリースマホ市場において、その他のメーカーが用意していない付加価値的な機能を付けたスマホを投入したのは京セラです。

これまでauへのキャリアスマホの提供を日本では中心的にしていましたが、昨今のSIMフリースマホ市場の活況に、海外で販売しているロー~ミドルレンジモデルを国内向けのBand対応にチューニングして、販売をするようになっています。これによってau以外の回線でも使える京セラスマホというのが国内では増えたというわけになります。

この京セラの国内向けSIMフリースマホの中に、今回贔屓目で紹介しちゃうSIMフリースマホが含まれています。それが「防水」「防塵」「耐衝撃」というこれまでのSIMフリースマホには非常に珍しい機能を持ったスマホ、「S301」と「TORQUE」です。

 

これらのスマホ、決してスペックも高くないですし、その割には定価も高いという結構バランス的には厳しい評価をせざるをえないスマホなのですが、高い理由にはしっかりとわけがあり、SIMフリースマホでは高額モデルにしかない「防水」「防塵」機能を備え、更にはこちらはSIMフリースマホでは初となるであろう「耐衝撃」の機能も持っている特別なスマホです。

価格は両機種とも税抜きならば3万円以下になります。単純なCPUやRAM、あとは解像度なんかを見ていくとスペックの割りに高額としか言えませんが、ここに「防水」「防塵」「耐衝撃」という付加価値機能が付くことで、これらの機能が欲しかった人には途端にお買い得な価値をもったスマホになるのではないでしょうか。「防水」「防塵」だけだとスペックと価格との差を埋めるには足りない感じでしたが、ここに「耐衝撃」の付加価値があることで一気にスマホとしての価値が上がり、3万円以下で買えることが安いと思える・・・ように私は感じます。

 

スペックと価格

もう少し具体的にスペックと価格をチェックしておきましょう。

京セラスマホ S301 Torque
OS ver Android 4.4 Android 4.2
ディスプレイ 5インチ(qHD) 4インチ(WVGA)
CPU MSM8916(S410) MSM8960(S4)
RAM/ROM  1GB/8GB 1.5GB/8GB
重量 141g 171g
電池容量 2300mAh 2520mAh
カメラ画素数 500万画素 800万画素
周波数対応(LTE) Band 1,3,19 Band 1,19
防水/防塵 IPX5・IPX7/IP5X IPX5・IPX7/IP6X
価格 29,800円 25,769円

「S301」は税抜きで29800円、「TORQUE」は25,769円です。

イオンモバイル

NTT-X Store

「S301」はイオンスマホとしてBIGLOBE LTE・3Gの格安SIMとセットになって販売されており、「TORQUE」はNTT-XストアにおいてSIMフリースマホとして発売されています。格安SIMは自分で用意するタイプです。

 

どちらもスペック自体は着目するポイントによってロー~ミドルエンドモデルの間に定義される存在でしょう。ZenFone 5のようにきっちりとしたミドルエンドモデルという評価はされないなんとも微妙なスペックです。その割には価格が結構します。

価格はしますが、その代わり何度も言ってますが「防水」「防塵」「耐衝撃」です。これら他のSIMフリースマホが持たない圧倒的な長所のあるスマホです。しかも「TORQUE」に至ってはこれらに加えて更に温度耐久、耐振動、塩水耐久、防湿、耐日射、低圧対応、落下、耐振動、高温、低温、塩水など過酷な環境下でも一定の利用が可能な超タフネスモデルになっており、仕事場・作業場がそうした環境にある場合には、「TORQUE」は価格以上の価値を持ったスマホになるでしょう。

 

これらの付加価値はニッチな需要かもしれませんが、大雨の中でも作業したり、障害物にぶつかり易いような環境ではその他のスマホ何かよりも安心して使えることは間違いないでしょう。

キャリアモデルの同機能を持ったスマホはどれも高額かつ投げ売りも少なかったですから、このSIMフリーモデルの中価格帯販売は、これまで需要があったけれども高額ゆえに契約を断念していた人たちに響くものではないでしょうか。MVNOも使えて維持費も安いですから、購入から利用までの負担も少なくて済みます。

ちょっとスペック低めですが、それ以上の価値は必要な人にとってはあると思います。外での仕事や工場の中で働く人には、仕事場用スマホとして使えるんじゃないでしょうか。

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