ヤマダ電機において話題になっていたスマートフォンのOSを搭載したフィーチャーフォン、AQUOS K SHF31がMNP一括0円で売られているのを確認しました。
というわけで「ガラホ」の買い時もやってきたということのようなので、AQUOS K SHF31の各種価格や料金を出してみようと思います。なんでもSHF31にはAndroidガラケー専用の特別プランがあるようなので、勉強がてらまとめてみます。
一応一括0円はMNPだけですが、機種変更による維持費も用意しておきます。
適用キャンペーン各種
AQUOS K SHF31には販促用のキャンペーンが含まれており、普通のスマホやガラケーよりも契約しやすくなっています。料金割引系と本体値下げ系の2つがあり、これによって実は機種変更でもMNPまではいかないまでも契約のしやすい状態になっています。
AQUOS Kスタート割
AQUOS K SHF31についてまずネガティブな情報をお伝えしなければいけないのですが、この機種はガラケーのような形をしているものの、料金プランはスマホのものが適用されてしまいます。そのためガラケーで可能なような格安運用というものはAQUOS Kで利用できるプランでは使えません。
この安く使えないという点において、結構多くの購入予定者を落胆させてしまっているようで、話題になった割には販売実績はそれほど高くありません。
しかしauもこれでは高いとわかっているようで、スマホ用の料金が適用されるものの、AQUOS K SHF31の契約に特別な割引が付くようにしています。それが「AQUOS Kスタート割」です。
この「AQUOS Kスタート割」のおかげで、一応は通常のプランといえども料金は結構割引が入ります。毎月1000円(税抜き)の割引がなんと4年間にわたって引かれることになるのです。
これによってわずかとはいえ毎月の料金が安くなります。それに毎月割も適用されるので、一応はスマホよりも安くなることは確実です。auスマートバリューも適用可です。
シニアプラン
あまり通信をしないシニア層、具体的には55歳以上の人限定で「シニアプラン」も契約候補に入れられます。
このプランはシニアプランの基本料とLTEnetの料金だけのシンプルな組み合わせです。シニアプランの基本料には、1時から21時までのau間同士の通話が無料になり、700MBの通信量が含まれます。
ネット通信量は多くないし通話し放題のプランではないものの、毎月割とauスマートバリューの組み合わせで結構安くなる可能性も秘められたプランです。基本料は3980円です。
auスマホ交換プログラム
MNPでは一括0円も出てきましたが、やっぱりガラケータイプということで機種変更需要も多いでしょう。そうした需要に応えるために、「auスマホ交換プログラム」というものの対象にもAQUOS Kは含まれています。
これは16ヶ月以上前機種利用回線限定で、AQUOS Kの定価から20,000円(税抜き)を機種変更から割引してくれます。長くauを使っている人なら適用できるキャンペーンなので、長期ユーザーならMNPまでは行かないまでも、安く機種変更できる機会があります。
AQUOS K SHF31の価格と毎月割
AQUOS K SHF31 | 価格と割引 |
---|---|
定価 | 49680円 |
MNP一般価格 | 11600円~0円 |
機種変更(交換プログラム) | 28080円~ |
毎月割(5月6日時点) | ▲1170円 |
MNPはヤマダのような家電量販店なら一括0円、レクサスプランニングでも11,600円という感じです。機種変更はauスマホ交換プログラムで21,600円が割引されるので結構違いがでます。
維持費
維持費は2つ、データ定額2プランのカケホーダイプランと、シニアプランで計算した場合です。幸い毎月割は全部の契約で共通なので、新規・MNP・機種変更どれでもこの料金が適用されると思います。ただし一括で契約すること前提で計算していますのでご注意を。あと5月6日時点の毎月割を使っているため、値下げが起きた場合は維持費が上がるかもしれません。
データ定額2
AQUOS K料金 | |
カケホとデジラ | 2916円 |
LTE NET | 324円 |
データ定額2 | 3780円 |
AQUOS Kスタート割 | ▲1080円 |
毎月割 | ▲1170円 |
総額 | 4770円 |
シニアプラン
AQUOS K料金 | |
シニアプラン | 4298円 |
LTE NET | 324円 |
毎月割 | ▲1170円 |
総額 | 3452円 |
シニアプランの場合、auスマートバリューが適用されると▲1008円の割引があるため、2,444円/月で使えるようにもなります。
評判
AQUOS K SHF31を巡る評価にはかなりブレがあります。そのブレの理由は、このガラホが何が出来て何が出来ないのかを理解しているかどうかという点にあるかと思います。
このSHF31は、AndroidベースのOSを利用しているとはいえ、アプリストアであるGoogle Playが使えなかったり、Google謹製のサービス(Gmailやカレンダー)がブラウザ経由でないとほぼ使えないなどの、Androidベースとはいえ非常に制限された使い方しか出来ないです。
この点を理解せずに購入した人からは不満が出ています。auスマートパス経由でアプリはダウンロードできるものの種類は少なく、まともに多様なアプリを使おうとした場合、apkを直にインストールするという詳しい人向けの操作が必要になり、ガラホが必要な人にはハードルの高いやり方が求められるようになっています。
タッチパネルも非搭載、レスポンスも重めということで、まだまだ突き詰めるべき点があるように思われます。
VoLTEにも対応しておらず、今後登場してくる「ガラホ」のための実験的な機種のような印象を受けます。
安ければ買っていいでしょうが、キャンペーン適用が出来ない安くない買い方しか出来ない場合は、ガラホとして洗練された機種が出るのをもう暫く待ったほうがいいかもな気がします。
性能はまったく関係無いですが、赤いカラーのデザインはカッコイイと個人的には思っています。
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