Xperia Z4 TabletがWi-Fi版およびLTE版と国内で販売予定のモデル全てが出揃いました。
10.1型の大型防水対応タブレットとしてはもっとも軽量なモデルで、持ちやすさや運びやすさはもちろん、お風呂場などの広い活用シーンが得られるのが特徴です。過去のXperia Zタブレットと比較してみても、ベゼルが一回り小さくなったことでデザインのスリムさがより強調され、見た目の良さも見違えるほどによくなっています。
キャップレス防水のためにmicro USBを直にさして充電可能など便利さも上がっており、過去最高のモデルとしてユーザーからの評価も非常に満足度の高いものになっています。
今回はこのXperia Z4 TabletのLTE版の維持費を計算してみようと思います。docomo版、au版共に高額ではありますが、維持費に工夫の余地がありますので、その辺りうまく安く使う方法についてを含めて維持費の話題を掘り下げてみる予定です。
Xperia Z4 Tabletは本当に完成度が高く、これまでの10.1型のタブレットシリーズと比べても高い完成度で、ユーザーの満足度や熱量といった部分も今までにない高さになっています。洗練さという点でZ2 Tabletの操作・デザイン両面におけるモッサリさもなくなっています。
スペック | Xperia Z4 Tablet |
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OS | Android 5.0 |
CPU | Snapdragon810 |
RAM | 3GB |
重さ | 約393g |
ROM | 32GB |
バッテリー | 6000mAh |
解像度、サイズ | 2560×1600、10.1インチ |
機能 | フルセグ/ワンセグ防水・防塵
ハイレゾ |
軽さと薄さを活かし、専用アクセサリーにキーボードBKB50を用意しています。これがほぼノートPC風に使える非常に面白く完成度の高いものになっており、単純な比較は出来ないものの、アプリやフラッシュが使えないこと以外はほぼPCのような扱い方が出来るようになっています。
この他にはLTE版特別の仕様として、フルセグに対応したりauスマホとのミラースクリーニングなどの特殊機能が使えるようになっています。
SOT31の維持費と契約のコツ
au版Xperia Z4 Tablet SOT31を契約する場合には、事前に「スマホセット割」と「データシェア」を組めないとau版をあえて契約する意味はありません。スマホセット割はその名の通りスマートフォンの契約とタブレットの契約を紐付けることによって割引が発生するというものです。
SOT31をこのスマホセット割なしの単体で契約しようとした場合、LTEフラットプランの料金がスマホと同額の6000円近い金額が発生してしまうため、タブレット契約なのに高額な料金を払い続けないといけなくなります。これでは運用方法としてはあまりにも賢くないやり方ですので、auスマホが無い場合にはあえてau版を契約する意味はないでしょう。
スマホセット割はauのスマホ契約と組み合わせる必要がありますが、スマートフォンがフラットプランの契約をしている必要があります。更にスマホセット割は1契約につき1つまでしか組めないため、既にスマホセット割を付けている場合には予め解除しておかないといけなくなります。
以上の点を踏まえた上でau版を契約するようにしましょう。今回のSOT31の維持費もスマホセット割が組めることを前提にデータシェアを組んだプランで計算しています。
SOT31価格 | 92,880円(3780円×24) |
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毎月割 | ▲2025円 |
LTEフラット for Tab cp(L) | 3078円 |
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LTE NET | 324円 |
毎月割 | ▲2025円 |
24回本体分割 | 3780円 |
総額 | 1377円(一括)5157円(分割) |
クーポンで安く
ご覧の通りSOT31は普通に契約すると本体価格の高さからもわかるようにとにかく維持費含めて支払い額が高額になってしまいます。
それをどうにか少しでも安くするにはどうしたら良いかを考えます。
まず維持費については毎月割もキャンペーン利用もほぼ固定化されているため、減らすことは出来ませんので、本体の購入価格のほうを減らせるための工夫をしていく必要があります。その筆頭はクーポンの利用でしょう。
auや関係の深いスマートバリュー提供事業者が配っている新規契約時に使えるクーポンがあれば、1万円ぐらいは本体価格を下げてSOT31を契約することが出来ます。わずか1万円ではありますが、されど1万円でもありますので、まずはこの方法が1つ安く購入するために必要な工夫になるでしょう。
キャンペーンを待つ
そもそもau自体もこのSOT31の販売価格が高いことはわかっているようで、毎回ある程度の時期がきたら40000円近い割引を新規契約に限定されているものの、タブレットに与えるようにしています。SOT31も恐らくはその価格の高さから販売からしばらくしたら公式のキャンペーンとして一括5万円ぐらいにはなるようなキャンペーンが行われることでしょう。
流石に9万円、それもキーボードをつけたら10万円になるような製品ですと、発売直後にファンが買っていった後の販売数は伸び悩むと思いますので、てこ入れとしての割引は必須じゃないかと思います。なのでその割引が開始されるまで物欲を我慢するというのも安く契約するには必要な態度でしょう。
一応今はスマホセット割加入時に1万円の割引があり、この金額がより増えるまで待つのが現実的かもしれません。
Xperia Z2 Tabletで我慢する
Z4 Tabletが一括9万とする一方で、型落ちとなるZ2 Tabletは今一括1万円~5000円ぐらいの格安販売がなされています。BKB50との相性は悪いようですが、キーボードをそれほど使わずに軽量タブレットがほしいという場合にはこちらの契約で我慢するというのもありかもしれません。
ヌルヌルした操作性やベゼルの狭さによるコンパクトさというものがZ4 Tabletに比べると劣りますが、そこに8万円も出す差を感じないようでしたら、Z2 Tabletの契約はZ4 Tabletよりも何倍も良い安い契約になるでしょう。
Z4 Tabletへの執着がそれほどなく、単に10.1型の大型タブレットを欲していた人には全キャリア通じてベストな契約になることでしょう。
SO-05Gの維持費と契約のコツ
docomo版Xperia Z4 Tabletを契約するコツは、こちらもauと同様に既にdocomoのカケホーダイ回線を持っていることがほぼ必須です。docomoでは代表回線とパケット通信量をシェアすることの出来る仕組みが充実しており、「データプラン」と「シェアオプション」で運用することによって単体でタブレット契約するよりも安くなります。
シェアの形は契約しているパケットプランで違います。代表回線がデータS,M,Lパックの場合は、シェアは2台目プラスというプランになります。2台目プラスは名前の通り2台目にデータプランをシェアオプションで契約できる仕組みのことです。シェアはこの2台目プラスのみで、3台目以降にカケホーダイやデータプランを組み合わせることはできず、2台のみの組み合わせまでです。
シェアパック10,15,20については最大19回線をシェアプランとして組み合わせることが出来ます。シェアオプション回線の運用方法によっては、代表回線に月々サポートを渡して料金を下げる方法があります。ただこれは今回は関係ないのでその辺のことは過去記事を参照に。
docomoカケホーダイの節約は「月サポ付きシェア回線」がすごい。8回線分の毎月料金がたったの8000円
維持費もシェアオプションでの契約に絞りました。データSパック契約でもいいですが、分割時の支払いが現実的な数字ではありませんので。
SO-05G 価格 | 93,312円(3888円×24) |
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月々サポート(新規・機種変更同額) | ▲2457円 |
データプラン | 1836円 |
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spモード | 324円 |
シェアオプション | 540円 |
月々サポート | ▲2457円 |
24回本体分割 | 3888円 |
総額 | 243円(一括)4131円(分割) |
機種変更だとお取り替えタブレット割が使えて、毎月432円が24ヶ月間割引されます。つまり同じ値段で買うなら機種変更のほうが安いということです。
タブレット割クーポン利用
docomoはスマートフォンに比べるとタブレットが安くなるということは非常に少ないです。2年ぐらい前ならまだありましたが、最近ではdtab d-01GかiPadぐらいしか安く買えるものはありません。iPadが安ければ普通の人には満足度高いですが、Androidタブがほしい人にとっては元々安い機種以外ノーチャンスということで厳しい環境です。
それでも安くして購入しようとすると、今だとdocomoユーザーに対してメールでタブレット割クーポンなるものが届いていると思うので、そのクーポンを使って1万円引き、というのが今のところ可能な割引の1手法です。メッセージRにクーポンが届いている人は、それを使って新規契約すると良いでしょう。
家族まとめて割
あとはキャンペーンの類いを駆使して値引き・割引に充てることで安くするしかないでしょう。家族まとめて割が使えるため、新規で10000円か機種変更で5000円の割引が効きます。2台一緒に契約することが必要なため、スマホの機種変更と同時にしたりある程度契約に慣れているなどの条件が求められますが、バカには出来ない値引きになるので使っておきたいところです。
週末や月末では一部この金額が増額することもあるので、そうしたタイミングを狙うのも必要かもしれません。
BKB50セットでドコモ口座キャッシュバック
あとはBKB50とセットで購入することによってドコモ口座へと5000円がキャッシュバックされるキャンペーン「Xperia Z4 Tablet PCスタイルキャンペーン」を行っています。キーボード自体が高額なため5000円程度ではそこまで恩恵は感じられにくいかもしれません。
ドコモオンラインショップ:Xperia Z4 Tablet SO-05G
今回の維持費は2社ともスマホの契約回線を持った状態でのもので考えています。
スマホとのセット無しで使おうとすると、分割で支払う本体代金込みで毎月10000円近い支払いが2年間続くため、出来る限り今使っているキャリアに合わせて契約するところを決めるようにしましょう。
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