auの回線は中々維持費の節約が難しいという性質があります。
docomoなら複数のシェア回線にまとめることで全ての回線の携帯代を格安な金額にまで落とすことも出来ますが、auだとシェアが出来ず個別の回線が独立、更に機種変更だと毎月割も2000円を超えることがまずないという状態で、端末代含めて結構高くなってしまいます。
auはauスマートバリューを早くから展開してきたこともあって、運用にかかる通信費を安くするにはこのスマートバリューを前提にしないとまともな金額にはなってくれません。他に活用できるキャンペーンと言えばMNP向けのauにかえる割スーパーぐらいで、機種変更する人達には関係のないものになっています。
このauの高くなりがちな維持費、そして金額が総じて低い毎月割の問題を解決してくれるのがiPhoneです。iPhoneの毎月割は機種変更スマホの中では今のところ唯一2000円を超える金額になり、しかもauスマートパスに加入しなくても満額毎月割が適用されるため、Androidの高額毎月割機種よりも何かとお得になる可能性が極めて高いです。
しかもまだiPhone 6sは発売から日が経たず、今回の新色ローズゴールドが人気のため、別にiPhone 6sを使わずに毎月割だけを適用させる手法というのも、比較的高額な買取り価格が付くこの時期なら有効です。
というわけで1回線今家族がフラットプランで運用しているau回線の毎月割が切れそうかつ機種変更で高額毎月割のありそうな機種がないため、iPhone 6sへ機種変更して毎月割を上書き、iPhone 6sの放流までの流れをシミュレーションしてみたいと思います。
auのiPhone 6sは2435円の毎月割
auのiPhone 6s、6s Plusの中で、今回毎月割のために契約するのはiPhone 6s 16GBのローズゴールドです。その理由は一括価格が安いのに毎月割は高額な2435円も付くからです。ローズゴールドを選ぶ理由は、人気が高くて高額で売りやすいからです。
今まではAndroidのLGL23の2845円の毎月割で凌いでいましたが、この契約がそろそろ終わるということ、それにこの毎月割を満額受け取るには401円のauスマートパスへの加入が必要で、実質的な割引金額は今回のiPhone 6sの毎月割と変わりません。iPhoneはauスマートパスがなくても満額な仕様です。
普段はデータ通信中心のようなので、契約しているプランはLTEプランです。LTEフラットの7GB回線を例にまずはこのiPhone 6sの毎月割を使った機種変更契約の維持費を出してみます。
LTEプラン | 1008円 |
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LTEネット | 324円 |
LTEフラット | 6156円 |
毎月割 | ▲2435円 |
総額 | 5053円 |
docomoのシェア回線やMNPの維持費に慣れるとこの金額でも高く感じますが、auの機種変更ではこれでもかなり安いほうです。auスマートバリューを適用させることが出来ればもう少し安くなりますから、そうすれば4000円台での運用も可能です。
iPhone 6sはVoLTE用SIMに交換しなくてもいいため、今3G対応のnano SIMを使っている場合は、そのままSIM変更なしで使えます。
iPhone 6sは一括購入、買取金額との差額をチェック
iPhone 6sは一括購入が必須です。分割契約だと安さを実感できませんし、その状態で売ったらやばいです。
auのiPhone 6sは一括価格が84240円と高額です。一方で買取価格は発売直後でもパッとせず、67000円前後です。これはローズゴールドの価格で、ゴールドやシルバーになると5000円近く減額されます。なので購入するならローズゴールド一択です。
iPhone(アイフォン)買取価格表|高額買取専門の携帯商店
買取価格自体は高いものの、そもそもの購入にかかる価格が高いため、プラマイ0円で毎月割だけをつける、ということはできません。いくらかの赤字が発生してしまうのは覚悟しましょう。この参考買取価格だと17240円と約2万円の赤字を出して、24ヶ月2435円の毎月割(総額58440円)を手に入れるということになります。実質的に割引としては総額約4万円分しか得られないという点をどう解釈するかが、今回の方法を実行するかどうかの分かれ目です。
今自分の家族は毎月割が終了間近、そしてHTL23で運用しておりスマホの性能に全然困っていないため、もうしばらくはこのスマホを使い続ける予定のようです。なのでこの毎月割の上書きは例え実質総額が4万円と言えどもお得だと感じるために実行予定なのですが、新しいスマホも一緒に入手したいという場合には素直にそれへ機種変更したほうが良いかもしれない割引の総額でもあります。
SIMフリー化すると15000円も買取価格が上がりますが、それが可能な半年後まで今の67000円という買取がキープされるとも限らないので、判断は難しいところです。auの場合は白ロムでもSIMロック解除をしてくれるそうなので、もう少し色をつけて買い取ってくれてもいいと思いますが、今はまだ買取ショップも対応してくれてはいません。
毎月割だけが欲しい人は考える価値あり
スマホも一緒に新調しようという場合には今回の方法は参考にはなりませんが、自分と同じような環境で毎月割だけを高額なものに取り換えようと考えている人には、多少買取価格が元気ない状態ですが、一考の価値はある古典的な手法かと思います。
ローズゴールドの在庫がないので予約が必要ですぐには実行できませんが、今後の維持費節約を長期的な目で見たい人にはよい方法になるのではないかと思います。どうしてもauで使い続けたいという人で維持費の問題で悩んでいる場合には試してみてください。ただその際には買取価格には気を付けるようにしてください。
また新品状態が条件ですので、設定などで保護フィルムを剥がしかねない店頭よりもオンラインのほうが良いかもしれません。
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