
昨今のMVNOブームに危機感でも持ったのでしょうか。docomoは最近MVNOの格安スマホに対抗したAQUOS EVER SH04Gやarrows Fit F01Hなどの低価格スマホの販売を行っていますが、次は格安タブレットという市場もカバーするようです。
このたびdocomoでこれまでタブレットとしては格安で売られてきたdtabを更に安くして、一括でも2万円のタブレットとして販売を行うようです。しかもキャリア独自の割引である月々サポートが適用されるため、毎月の料金もプランによっては安くすることが出来る文字通りの「格安タブレット」のようになるかもしれません。
特に格安になるのは、今docomoのカケホーダイプランを1回線でも契約している人たちで、この条件に当てはまるようなら2台持ちという形で「格安タブレット」を所有することが出来ます。その方法についてを詳しく説明します。
格安になる条件
このタブレットが「格安タブレット」となる条件についてをまずまとめてみます。如何にお得かと言われても条件に合わなければ、お得な契約を見せられただけということになりますからね。条件を確認してもらって、それを満たす人が読み進めてもらえばと思います。
dtab d-01Gが「格安タブレット」になるには次の条件が必要です。
- docomoのカケホーダイタイプの契約を1回線でも所有している
- 一括でタブレットを購入する
この2つです。ぶっちゃけ後者は重要ではないですが、前者は必ず満たしておいて欲しい条件の1つです。docomoでカケホーダイ系のプランを既に契約している回線と組み合わせないと、格安さが特に維持費の部分で失われてしまいます。
というわけでdtabが「格安タブレット」になるには、docomoユーザーである必要があります。
どこまで「格安」?
それではdocomoユーザーはこのタブレットをいくらで買えて、いくらで所有できるのかという「格安」に関わる部分の説明をしていきましょう。
まず価格は最高でも一括22032円です。使えるキャンペーン次第ではこれよりも安くなる場合があります。タブレットの本体代金、それもdocomoから発売されるタブレットとしては非常に低価格な端末代でしょう。
使えるキャンペーンは家族まとめて割や下取りプログラム、それに一部で配布しているクーポンもそれに入るでしょう。これらによっては1万円代、あるいは一括0円という価格での契約も可能になってくるかと思います。
これがまず1つの格安要素である価格です。
次は維持費も格安ということを説明しましょう。
docomoユーザー、そしてカケホーダイ系のプランを契約している場合は、その回線を「代表回線」とすることで「子回線」としてパケットをシェアできる回線を複数組むことが出来ます。10GB以上の「シェアパック」なら最大で19回線を子回線に出来ますし、2GBからの「データパック」でも1回線を子回線としてパケットをシェアできる回線を持つことが可能です。
このシェアが可能な「シェアオプション」という契約をdtabで行うことによって、タブレットの維持費としてはとても格安に利用することが可能になるのがdtabです。具体的にその計算を次の表に反映させてみました。
データプラン(スマホ/タブ) | 1836円 |
---|---|
spモード | 324円 |
シェアオプション | 540円 |
月々サポート | ▲1728円 |
(dtab分割金) | (918円) |
総額(一括/分割) | 972円/1890円 |
dtabの本体代金を一括で支払った場合には972円で利用できます。分割でも1890円ですが、端末が安いので一括支払いでの972円運用が基本形になるかと思います。
維持費としてこの料金はずばり格安と言えるでしょう。シェアとは言えdocomoのタブレットをこの価格と維持費で2台目の運用に組み込める契約というのはまずこれまで見たことはありません。
この維持費も価格と一緒でキャンぺーンによってもう少し下がる可能性もあります。機種変更で適用されるおとりかえタブレット割などを使用すれば、500円ほどの毎月の支払いになる可能性もあります。
いわゆる実質価格という一括価格と月々サポートを合わせた2年総額の料金も、0円どころかマイナスという数字をつけるため、いかにこのdtab d-01Gの契約が「格安タブレット」化しているかというのがわかるかと思われます。docomoを使っているならば、2台目としてこのタブレットを契約してみるのもいいかもしれません。dビデオやdマガジン、dブックなどとのサービス連携も出来、映像や画像を楽しむことが出来るでしょう。
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