
6月17日よりdocomoから発売されているAndroidガラケー(通称ガラホ)の2機種が格安に販売されるようになりました。
このガラホは一部iモードサイトへの接続や関連サイトへの接続はできないものの、それ以外はほぼガラケーと同じように使うことができるので、使い方はほとんど変わりません。契約出来るプランもガラホ専用というものはなく、ガラケーと同じようなプランを契約することが出来るので、iモード関連以外は普通のガラケーと考えられます。
そんなガラホが17日よりその価格が一括0円レベルの金額で契約することが出来ます。ガラケーを安く契約したい人なんかは今回のセールによって購入のしやすさがこれまで以上に上がっていますので、ぜひこのセール内容を確認してください。
0円に近い金額で一括なら新規/MNP、実質なら機種変更で契約可能
docomoのガラホで安くなったのはAQUOSケータイ SH-06GとARROWSケータイ F-05Gです。
この2機種は2015年に発売されたdocomoのspモードケータイで、いわゆるガラホと呼ばれる端末です。
これらのガラホ/ガラケーがこの度「端末購入サポート」の対象となったことで、一括価格が大幅にダウンされることになりました。
新規/MNPの場合は一括648円
新規/MNPの場合には端末購入サポートの適用対象となる契約方法のため、今回の値下げによって一括価格が648円とスマホ価格の相場から言ってほとんど0円に近い価格で購入できるようになっています。これまでの一括価格と比べると約3.5万円ほどの値下げです。
端末購入サポートは14ヶ月間効力があり、この間は機種の価格を安くした代わりに解約や機種変更をした場合に一括値引き分相当の契約解除料が発生する仕組みになっています。今回は17,820円です。
ただでは安くならないので注意してください。
そしてこの端末購入サポートはカケホーダイプランでの加入が必須となっているため、今回の値下げを受けて購入した場合には今までのガラケープランではなくカケホーダイ系の基本料と、データパックとして最低でも3,780円または540円がかかるパケット料金に加入する必要があります。
このためガラケー同様に使える機種なのですが、この新規とMNPの0円級の契約をしてしまうとガラケーと同様のプランを契約することができずに、高額な料金プランで14ヶ月間継続して運用しなければなりません。
もしも家族のシェアパックに付帯する子回線とするならこのプランでも良いのですが、もしも自分だけしか使わないようならばガラケーなのにスマホとほとんど一緒の料金になってしまうというデメリットがあります。
一括で今回かなり安くはなったものの、その安さでの購入には維持費が無駄に高額になってしまうというリスクがあります。この問題のために一括0円に近い(648円)とは言え、プランのマッチングがしないようならばお得感は実はそれほどありません。
実は機種変更の実質0円がお買い得
端末購入サポート対象になって安くなったことがきっかけでこの記事を書いていますが、実は本当に安いのは機種変更の実質0円契約のほうになっています。
実質0円は一括0円と違って14ヶ月ではなく24ヶ月継続して使わないと0円相当で契約できたいうことにはならないのですが、端末購入サポートの一括と違ってガラケーからの機種変更でそのままFOMAの料金プランを継続することができるので、維持費が安いという点において実は今のガラケーの中でも最もお買い得な機種になっています。
通常のガラケーだと安いものでも実質9,072円しますが、この2つのガラホなら2年間の利用で実質0円で契約できます。
ガラケーまたは3G(FOMA)スマホからの機種変更には結構良い価格になっています。2台持ちをすることで電話とメール用の役割を与えて、ネットへのデータ通信は格安スマホのデータオンリー契約をすればスマホ1台の料金よりも安くなるのは確実でしょう。
今回は端末購入サポートのニュースから入りましたが、実は機種変更のほうが狙う価値のある端末契約になっています。
機種変更はガラケーまたはFOMAから前提、それ以外は月々サポート適用外
ちなみにこのSH-06GとF-05Gへの機種変更をしようとする場合にはいくつかの注意点があります。
それはFOMAケータイもしくはスマホからの機種変更でないと月々サポートが適用されず実質0円にならないという点です。
Xi契約、つまり4G LTE対応のスマホなどからガラケーに戻そうとした場合、FOMA契約となるSH-06GやF-05Gへの機種変更が出来なくなっています。仮に可能な状態にした場合でも、月々サポートの適用条件を満たすことが出来ないために実質0円にはなりません。
このことについての詳しい内容は以下の過去記事にまとめてありますのでぜひ読んでください。一応今回の機種変更実質0円はガラケーユーザーや古いスマホを使っている人が対象になっています。
それ以外だとこの価格での契約はちょっと難しいかもしれません。
SH-06GとF-05Gのガラケーとの違い
さてこのガラホ2種類とガラケーとの違いについて、「ほとんどない」としましたがそれでも違いはあるのでその点について説明します。
安いガラケーとして使えるものの、一部の機能が削減されているので、そこが気になる人には向かない可能性があります。
ガラケーとの違いは主に次の2つです。
- iモードサービスが利用不可
- おサイフケータイが利用不可
防水防塵などの機能や、ワンタッチオープン対応など基本的なガラケーに近い機能は用意されているのですが、唯一ガラケーに劣る部分としてこの2点が存在しています。
SH07Fはスマホからガラケーに機種変更するのに一番オススメなガラケー | やすしむ!!
iモードサービスはそもそも独自コンテンツ自体が消滅しかかっているので使えなくても問題ないのですが、おサイフケータイはちょっとネックになる人もいるでしょう。
この辺を使ってなかった人には問題はなくガラケーの延長としてガラホを使えるのですが、2つのサービスを使っていた人は継続利用できないので注意してください。
実質0円ケータイとして手に入れてよし
新規/MNP一括648円、機種変更実質0円の今回の両ガラホ。一括のほうは端末購入サポートがあって注意すべき点がたくさんありますが、機種変更のほうは普通にガラケーへと機種変更するのと変わらない感覚で利用できるので、こちらは結構お買い得な価格として契約候補に入れてもいい気がします。
特に実質0円なので、今使っているガラケーが2年以上経過しているようならプランも料金も変わらずに新しいガラケーへと変更できることになりますから、今結構隠れたお得機種になってます。
新規/MNPのみならず、機種変更でも契約しやすくなってこのSH-06GとF-05Gはガラケーを安く欲しかった人はチェックしてください。
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